ブルーグリーンが人気のグランディディエライトってどんな石?【世界10大希少石】

2018年頃からグランディディエライト(grandidierite)という新しい天然石が注目を集めいています。

ブルーグリーンの独特の色は、男女問わず、人気のお色です。

グランディディエライトという名前は、マダガスカルの自然史を研究していたフランス人探検家 アルフレッド.グランディディアの名前から命名されました。

パライバトルマリンが派手すぎる方からの支持も高い、レアストーン。

宝石としての価値や鉱物としての希少性が知りたい方も、本記事を一読して理解を深めていきましょう。

この記事を読んで分かること
  • グランディディエライトの特徴がわかる
  • グランディディエライトの希少価値がわかる
  • グランディディエライトの石言葉がわかる

目次

「グランディディエライト」とは?美しさ、色の特徴

グランディディエライトの原石

【グランディディエライトの基本情報】

宝石名/和名 グランディディエライト/珪酸塩鉱グランディディエ
鉱石名/和名 珪酸塩鉱グランディディエ
比重 2.98
硬度
※モース硬度
7.5
主な産地 マダガスカル

まだ発見されたばかりということで、エメレージバイト、ベニトアイト、ターフェアイトなどと並ぶ世界10大希少石の1つです。

エメレージバイト、ベニトアイト、ターフェライト共に、ビーズでは販売されず、小さなルースでのみ取り扱われている石です。

グランディディエライトはビーズにもなっている、比較的楽しみやすい希少石となっています。

極上のブルーグリーンの色味を持ち、青~深緑色の色を持っています。

グランディディエライトの色バリエーション
  • ブルー寄りのブルーグリーン
  • 完全にブルーとグリーンの中間のブルーグリーン
  • 濃ゆい ブルーグリーン
  • 黒に見えるほどの濃ゆいグリーン
  • 薄めのブルー

様々に魅力があり、 グランディディエライトは、どの色も魅力的で、ついつい全色集めるたくなります。

グランディディエライトの産地と歴史

1902年マダガスカルで最初に発見されました。

20世紀に入ってからです。

当初は透明な宝石質のものは採れず、最近になってようやくルース質のものが発見されました。

現在もマダガスカルのみで採掘されているレアストーンです。

当初は1つの鉱山でのみ採れていましたが、最近、近くにグランディディエライトが取れる鉱山が見つかったようで、2020年になってから、明るい色のグランディディエライトが多く流通し始めました。

それに伴い、価格も多少安くなっています。

しかし、10大希少石であることに変わりなく、美しいものはまだまだ少ないのが現状です。

グランディディエライトの希少性

グランディディエライトのビーズ

なんと、宝石品質のグランディディエライトは原石800kgの中でわずか60gしか採れないと言われています。

2015年、世界有数の経済紙フォーブスでは、世界で3番目に高価な宝石と評価されました。

1カラット以上の美しいルースは2021年現在、まだ世界で10個もありません。

2015年まで宝石質の原石は発見されず、石が見つかってから100年経してようやく市場に出回りだした石です。

マダガスカル政府は国外への輸出を制限しており、それゆえ「幻の石」と言われています。

非常に流通が少ないレアストーンです。

グランディディエライトの品質と選び方

グランディディエライトのビーズ

希少石であるため、どのようなグレードでもそれなりに価値はありますが、1番品質が良いものは、ルース質。

透明で比較的濃いブルーグリーンのものが高値で取引されています。

暗すぎたり、明るいブルーグリーンは少し価格が落ちますが、価格が安定していないので、気に入ったお色を選ぶと良いでしょう。

ビーズやブレスレットは、ルースほど透明ではありません。

茶色の母岩や成分が混ざっていることも多いです。

クラック、内包物が少なく、ブルーグリーンの部分が多いものを選ぶのが良いでしょう。

グランディディエライトの石言葉

グランディディエライトの石言葉「勇気」

グランディディエライトの石言葉は「新たなる冒険・自由な心・勇気」です。

由来は、グランディディエライトの名前の由来となっている「グランディディエ氏」が探検家であったことが影響しています。

長い地球の歴史の中で様々な天然石が発見されてきましたが、最近になって新しく発見されることもあります。

そんな、新しい事象への好奇心を持ちたい方におすすめの天然石です。

また、見た目のブルーグリーンには癒しのヒーリング効果も期待されます。

嫌なことがあった時、ストレスに苛まれている時は、美しいグランディディエライトを眺めて癒しの効果を受けるのも良いでしょう。

グランディディエライトの取り扱い方法

グランディディエライトは宝石の硬度であるモース硬度が7.5。

比較的、硬い石に分類されます。

しかし、「へきかい性」がありますので、インクルージョンやクラックが多いものについては、扱いに注意しましょう。

一方向に向けての力に弱い傾向です。

水洗いは問題ありません。

しかし、超音波洗浄機に使用は避けてください。

希少石のため、他の天然石に比べると、クラックを含むものがブレスレットや天然石ビーズで流通しています。

使用後は、汗や皮脂などを柔らかい布で拭くことで、長く楽しむことができます。

まとめ:新しいことを始めたい方におすすめな天然石「グランディディエライト」

グランディディエライトのブレスレット

今回は世界10大希少性、グランディディエライトについて解説しました。

グランディディエライトは、これから産出量が増えるとも減るとも予想がつかない「希少石」です。

原石800kgの中でわずか60gしかルース質が採れず、ビーズ質もわずかしか採れません。

このような新しく、珍しい天然石を身に付けることによって、自身の「冒険心」を刺激し「勇気」をもらいましょう。

緊張する場のお守りとしてこっそり忍ばせるのもおすすめです。

グランディディエライトのビーズ

グランディディエライト タンブルカット

グランディディエライトのビーズ

グランディディエライト ペアシェイプカット ビーズ

グランディディエライトのビーズ

グランディディエライト ラフボタンカット

 

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