宝石の女王のルビーとは?サファイアとの違いや歴史、価値や石言葉まで解説!

宝石の女王と名を馳せる「ルビー」。

宝石として非常に有名でその美しい赤色が印象的なルビーですが、その魅力はどこにあるのでしょう?

また、どんな種類があるかご存知ですか?

その歴史から価値や種類、宝石言葉までチェックしていきたいと思います。

サファイアとの違いも解説しているのでよかったら参考にしてください!

この記事を読んで分かること
  • ルビーの価値がわかる
  • ルビーの選び方がわかる
  • ルビーの加工についてわかる
  • ルビーの石言葉についてわかる

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ルビーとは?歴史、サファイアとの違い

アフガニスタンルビーの原石

【ルビーの基本情報】

宝石名 ルビー
和名 紅玉(こうぎょく)
英名 Ruby
硬度 9
比重 3.9~4
主な産地 ミャンマー、タイ、スリランカ、タンザニアなど
誕生石 7月

7月の誕生石としても知られるルビーは、数ある宝石の中でもその知名度が非常に高い宝石です。

紅玉という和名にも「紅」という漢字が入っているように、その色は赤く神秘的で多くの人を虜にしてきました。

ルビーという名も「ルフス」というラテン語で赤を意味する言葉が由来となっています。

そんなルビーですが、実はとても古くから大切にされてきた歴史ある宝石でもあります。

ルビーの歴史

ルビーは遙か昔から王座などにも飾られるほどその価値を高く見出されていた宝石です。

現在でもルビーといえば高級な宝石と感じる人が多いのは、その名残かもしれません。

そんなルビーの歴史はとても古く、3000年から2000年昔の青銅器時代に存在していたと言われるほどです。

ただその頃はまだ文明がそこまで発達していませんから、他の赤い宝石も“ルビー”として一括りにされ扱われていました。

有名なのは、レッドスピネルです。

そのため厳密には全てが今で言うルビーであったとは言い切れないですね。

しかし“ルビー”だとされる宝石は古代から権力や富の象徴とされ、地位ある者が身につけることでその力を示すことにも用いられていました。

 

また、ヒンドュー教では古くから「ルビーはそれを持つものに、健康と富と陽気な性格をもたらす」とも言われてきました。

ルビーとサファイアの違い

MOMO
そんなルビーですが、実はサファイアと同じ鉱物からできているのをご存じでしょうか?

サファイアといえばルビーとは違う青く美しい宝石が有名なので、あまりこのことは知らない人も多いかもしれません。

ルビーとサファイアの原石は、ともに「コランダム」という鉱物になります。

これは酸化アルミニウムの結晶からなるものなのですが、この中で赤色をしたものだけをルビーと呼びます。

青や黄色、緑など、赤以外の色に発色したものはサファイアとなるのですね。

原石となる鉱物はどちらも同じですが、その発色の差がルビーとサファイアの違いとなっています。

性質と成分

ルビーの鉱物は「コランダム」だとお話しましたが、その成分として酸化クロムが含まれることによりあの美しい赤色が実現します。

その量は約1%ととても少ないですが、それでも十分な量であり、濃い赤として発色するものになります。

MOMO
しかしこの含量はとても大切なポイントとなっており、0.1%以下のものはルビーとして認められません。

酸化クロムが0.1%以下のものはピンクサファイアという扱いになります。

コランダムに鉄やチタンが混入した場合は青く発色しサファイアとなってしまいますから、条件を満たしてルビーになるものというのはほんの一握りであることが伺えるでしょう。

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ルビーの価値

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ルビーは古くから権力や富を示す際にも用いられてきたものだとお話しましたが、現在でもその価値は高く評価されています。

知名度が高く有名であるにも関わらず、供給量が不安定で希少性が高いことも価値をあげることに繋がっているでしょう。

色味などにより価値が異なるものでもありますから、加工や処理方法とともに詳細をチェックしていきましょう。

色、加工・処理方法(加熱、グラスフィールド/GF)

ルビーは特徴とも言える赤色が美しいほど価値の高くなる石になります。

ただ、天然のものでそれほど美しいものは中々ないため、市場に流通しているのはほとんどが美しく見せるための加工処理を施されたものになります。

ルビーの加熱処理

ルビーの加工方法は大きく2つあり、1つ目は加熱処理です。

1000℃前後の電気炉で数十時間熱処理を施すことにより、色の鮮やかさを増した透明感のある美しい宝石に仕上げることができます。

これらは、温度は違えど、サファイアやジルコン、アメジストなどのクォーツにもよく施されています。

そのため、販売時に加熱の有無の表示がない場合もあります。

ルビー(コランダム)のグラスフィールド処理

もう1つはグラスフィールドと呼ばれるもので、別名を鉛ガラス含浸処理とも言います。

こちらの方法は鉛ガラスを充填することで見栄えを良くするものになりますね。

ガラスのような透明材によって、透明度を上げるものとなります。

価値が低いと判断されたようなルビーでもある程度美しく仕上げることができますが、それを利用して価値の高いルビーだと偽り販売されていることもありますから注意が必要です。

元々価値が高く価格としても高級なルビーですから、グラスフィールドなどの処理を利用することにより手に取りやすい価格での販売が実現されている面もあります。

特に近年は、お手頃なルースや天然石ビーズでこのようなタイプが増えました。

過去のグラスフィールド処理より技術が上がり、美しさの見栄えが上がっています。

MOMO
決してこの処理は悪いことではありませんが、グラスフィールド処理をした際にガラスに入るような気泡がないか注意しましょう。

また、グラスフィールド処理をしたからといって、必ずしも全て透明になるわけではありません。 ルビーの天然石ビーズ その見た目だけで本当に高品質なルビーかどうかを素人が判断するというのは難しいので、加工処理方法の記載を確認する、知識のある方に訪ねるなどして自分の求めている価値のルビーを選ぶのがおすすめでしょう。

産地・産出地

ミャンマー

ルビーの主な産地はアジアに集中しています。

欧米では採ることができず、ミャンマー、タイ、スリランカ、タンザニアなどの国が原産国になります。

ルビーは産出される地域によって、その石の品質がことなります。

このあと詳しく説明しますが、ピジョンブラッドと呼ばれる最高級のルビーが採れるのはミャンマー北部に位置するモゴック鉱山だけだと言われています。

ジュエリーの世界では、未だに昔の呼び方で「ビルマ産」と言われることもあります。

MOMO
ただ現在ではその産出量が少ないこともあり、高品質なルビーの希少性というのは増してきているといえるでしょう。

そんなミャンマー産のルビーに次いで高品質と言われるのがタイ産のルビーです。

ミャンマー産ルビーの加工も行っていたタイですが、ルビーの採掘地としても広く知られています。

タイ産のルビーはミャンマー産と比べると鉄分が多いのが特徴になりますね。

アメリカによるミャンマーへの経済制裁などでミャンマー産ルビーが減少した頃からタイ産の需要も増えていき、現在でもタイ産を求めている人は多くなっています。

 

その他にもスリランカやタンザニア、ベトナムなどでルビーは採掘されています。

しかしその色合いからピンクサファイアに分類されるものも多く、大量のルビーが採掘される場所というのはありません。

世界的に見てもまだまだ高品質なルビーを安定して採掘できる場所は少ないというのが現状でしょう。

種類

ルビーの天然石ビーズ

では先ほど少し触れたルビーの種類についても解説していきましょう。

ルビーは大きく3つの種類に分けられ、それぞれ価値が異なります。 どのようなものがあるのか、順にチェックしていきましょう。

ピジョンブラッド

ビルマ産ルビーのピジョンブラッドルース

最も価値が高く高品質と言われるルビーが「ピジョンブラッド」です。

ピジョンブラッドという名はイギリス王室が与えた称号でもあり、日本語では「鳩の血」という意味を持ちます。

産地のところでもお話しましたが、こちらはミャンマー北部に位置するモゴック鉱山のみで採れると言われているほど稀少なものになります。

特徴としてはその色味があげられ、濃淡のバランスの良い絶妙な色合いの真紅が高く評価されています。

不純物が少なく透明度が高いこともあってその市場価値がとても高いのも特徴ですね。

MOMO
ときにはダイヤモンドよりも高値で取引されることもある、最高級のルビーになります。

ビーフブラッド

ルビー、ビーフブラッド

牛の血を意味する「ビーフブラッド」は、おそらく多くの人がイメージするルビーに1番近いものになります。

こちらはタイ産のものが多くなっています。 色合いはピジョンブラッドよりも黒みがかった赤色となっており、深みと落ち着きのある印象です。

透明感はピジョンブラッドよりも落ちるのですが、その重厚感溢れる色合いは大人びた魅力を感じさせるでしょう。

こちらも高級感溢れる見た目ですが、価格としてはピジョンブラッドの半分ほどになります。

ただ決して安いわけではなく、こちらも希少価値は高いのでそれなりの高値になります。

あくまでもピジョンブラッドと比べると優しい価格といった値段ではありますが、ビーフブラッドもかなりの高級品だと思ってよいでしょう。

チェリーピンク

チェリーピンクのルビー

ご紹介してきたピジョンブラッドやビーフブラッドと比べると明るい色合いが特徴の「チェリーピンク」。

その名からもなんとなく連想できるよう、ルビーの中でもピンク色に近いものになります。

スリランカなどが産地としてあげられますね。

高級感という点ではやはりジョンブラッドやビーフブラッドに劣るものの、その分愛らしさや可愛らしさを兼ね備えたルビーと言えるでしょう。

MOMO
透明感のあるピンク寄りの赤は可憐な印象を与えてくれますから、アクセサリーとして身につける際にはチェリーピンクを好む方も多くいます。

しかし価値という点においては多少低めの評価なのが実状。 その色合いはピンクサファイア寄りであるため、ルビーとしては低い評価となっています。

とはいえ、ルビー自体が高級石なので比較的手頃なお値段で楽しみやすいルビーとして認識しておくといいかもしれません。

スタールビー

スタールビー

一部のルビーには、光が当たると、6方向のスター効果が出るものがあります。 これを「スタールビー」と呼びます。

これは、ルビーをはじめとした「コランダム」が成長する際に六角形に成長することから由来しています。

MOMO
透明度の高い物、低いものとありますが、クリアなものでスターが見えるものは驚くべき価格となります。

ルビーの透明感が少ないものは、最近はビーズでも販売されています。 グラスフィールド処理をしてしまうと見えなくなってしまうので、加工は、非加熱、または、加熱のみです。

ルビーの選び方

このように有名な宝石のため、ルビーを選ぶのはとても大変です。
次の3つの項目を基準に、信用できる販売員と相談しましょう。

品質で選ぶ

ルビーの品質
  • クラックの少なさ
  • 色の鮮やかさ
  • 黒点などのインクルージョンの少なさ
  • サイズ

この4つは、全て叶えようとすると高額になりがちです。

MOMO
色の鮮やかさは、暗すぎず、明るすぎないものがルビーとしておすすめです。

また、サイズは、カラットが大きくても、表面に見える部分が少ない場合もあります。

深さがあるものは、重さ以上に見た目が小さく見えるため注意しましょう。

産地・色の名前で選ぶ

先ほどお伝えしたように「ピジョン・ブラッド」と名がつくものは、産地としてのブランド価値があります。

きちんと口頭だけではなく、鑑別書などを確認するようにしましょう。

宝石の鑑別書は捨てずに、保管しておくことが大切です。

特に、ジュエリーに仕立て済みの場合、再度鑑別を取るときに、石を外さなくてはならなくなっています。

価格・加工で選ぶ

宝石を購入する際、予算があると思います。

購入の際は、色々なものを見るとどんどん予算が上がりがちですので、まずは、ネットなどで相場を確認しましょう。

とはいえ、ネットの場合、品質がわからない程度に低く、価格が安い場合もあります。

高価なものは、できるだけ自分の目でみて、気に入ったものを選ぶようにしましょう。

 

また、「非加熱ルビー」「加熱ルビー」があります。

一般的に多く販売されているルビーは、「加熱」のものです。 非加熱の場合は、「非加熱」と記載され、加熱の場合は特に記載がないことが多いです。

加熱は決して悪い加工ではありませんが、「非加熱」のものを希望される場合は、確認してからにしましょう。

宝石言葉

情愛、バラの花

ルビーの宝石言葉
  • 情熱
  • 純愛
  • 勝利
  • 勇気

ルビーの宝石言葉には、【情熱・純愛・勝利・勇気】などの言葉があります。

なんとなくその赤色の見た目にピッタリの言葉が並んでいるように感じますね。

前向きでパワーをもらえるような印象を受けますし、恋愛・仕事など各方面で力を発揮してくれる石と言えるでしょう。

 

そんなルビーは、勝利をもたらす石とも呼ばれているのをご存じでしょうか?

情熱といった宝石言葉との相性も良く、何かにチャレンジしたい人などにはぜひ身につけてもらいたいですね。

ルビーの燃えるような赤い色には不滅の炎が宿るとも言われていますから、困難に打ち勝つ力も与えてくれるでしょう。

ルビーは男性にも女性にもおすすめのジュエリー!

ルビーのネックレス

また、情熱的で深い愛をもたらす石としても知られていますから、恋人などへのプレゼントとしても最適です。

7月の誕生石でもありますから、愛を求めている友人へのプレゼントとしてもおすすめですよ。

情熱的な力を与え、愛情に恵まれるパワーまで備わっているルビーは自分で身につけるのはもちろん人への贈り物としても喜ばれます。

昔からその価値を発揮してきた魅力的な宝石ですから、気に入ったものと出会えたときはぜひ手元に迎えてみてくださいね。

ルビーの天然石ビーズ

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ルビーのネックレス

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