神の石と呼ばれた「オパール」とは?宝石言葉や希少価値を解説!

今回は、古代ローマ時代に「神の石」と呼ばれていた「オパール」についてご紹介します。

「オパールってどんな宝石?」
「種類や特徴って?」

MOMO
「オパールってどんな宝石?」
「種類や特徴って?」

などなど、鉱物としての性質からパワーストーンとしての魅力まで、幅広く解説していきます!

それでは、オパールに込められた宝石言葉&産地・種類や特徴について見ていきましょう!

この記事を読んで分かること
  • オパールの価値を理解できる
  • 産地/種類ごとの特徴を知れる
  • オパールの宝石言葉がわかる

2021/10/12(火)のマツコの知らない世界でも特集された、話題のカラーストーンです♪

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「オパールとは?」色の理由や鉱石名について

エチオピアオパール ルース

【オパールの基本情報】

宝石名/和名(中国名)
オパール/蛋白石(たんぱくせき)
鉱石名/和名 オパール/蛋白石
(※オパールは"準鉱物"であり、宝石名がそのまま鉱物を指す言葉になっている)
比重 1.9~2.2
硬度
※モース硬度
5~6
主な産地 ・オーストラリア産
・メキシコ産・エチオピア産
誕生石
10月

オパール(和名:蛋白石)は、他の宝石と異なり、重量の3%~10%の水分を含んだ鉱物で、"非結晶質※"と呼ばれる種類の宝石です。
(※オパールは鉱物の一種ですが、厳密には非結晶質であることから、"準鉱物"として区別されています。)

「水分を含む」という性質上、他の鉱石と比較してモース硬度が5~6※と低くなっており、落下の衝撃等によってひび割れてしまうことがある繊細な宝石です。
(※ガラス窓と同じくらいの強度です。ダイヤモンドは10、ルビー・サファイアは9、トパーズ・スピネルは8程度の硬度とされています。)

オパールは、宝石の中に特有の遊色効果が見られ、見る角度によって表情を変えてくれる大変美しい宝石です。
遊色の発生原因は科学的に解明されてはいる一方、自然の神秘的な力を感じ取れる鉱物でもあります。

また、鉱物名と宝石名が同じですが、宝石として価値のある「オパール」は非常に少数であり、単なる鉱物としてのオパールは地球上に多々存在しています。

その中でも、「一憶分の一以下」のオパールだけが宝石としての美しさと価値を持ちます。

オパールの遊色効果について

オパール持つ「遊色効果」は、光の屈折による効果(光学効果)の一つです。
宝石表面から入った光が内部の結晶構造や粒子配列によって分散・乱反射されることによって表れます。

有色効果はその他宝石にも表れますが、オパールは代表例として挙げられています。
非結晶質であり、内部粒子の「水分を含んだコロイド(シリカゲル)粒子に光が届くこと」で、特徴的な虹色の遊色効果が生れているのです。

これは宝石の粒子配列・大きさや水分の含有量によっても変化するため、宝石の個体毎に様々な表情を魅せてくれる逸品と言えるでしょう。

オパールの宝石言葉について

虹色のステンドグラス

オパールの宝石言葉は、「純真無垢・希望・歓喜・忍耐・幸運」などで、「神の石・女王の宝石」として知られています。

古代ローマ帝国では、「神の石」と評されるほどで、ローマ詩人のプリニウス(61年~113年)はルビーの燃えるような赤」「エメラルドの素晴らしい緑」「トパーズのゴールデンイエロー」「サファイヤの深いブルー」「アメジストの豊かな紫」が宝石の中で結合されているようだと表現しており、正に万物の宝石とばかりに評しています。

また、オパールという名称は、貴石※を意味するラテン語の「オルパス」に由来しており、オパールを「愛と希望」の宝石として大切にしてきたのです。
(※宝石の中でも特に価値の高いものを指す言葉)

オパールの種類(産地)と希少価値とは?

【種類ごとの価値比較】
※()内は算出される比率
※「GQ=ジェムクオリティ(宝石単体で価値のある最高品)」
※「JQ=ジュエリークオリティ(宝飾品に使われる上質な品)」
※「AQ=アクセサリークオリティ(装飾品に使われる一般的な品質)」

1Caratの価値比較 GQ JQ AQ
ブラック・オパール 30(2%) 8(18%) 2(80%)
ホルダー・オパール 15(10%) 6(40%) 1(50%)
ライト・オパール 5(10%) 2(30%) 0.3(60%)
メキシコ産・オパール 15(5%) 7(30%) 2(65%)

オパールはその産地によって採掘できる種類が異なります。

ここからは代表的な種類である、上記4つのオパールについて詳しく見ていきましょう。

ブラック・オパール

私たち日本人が「オパール」と聞いて思い浮かべるのは、このブラックオパールになります。

最も価値が高いとされるブラック・オパールは、オパールの王様と言われる存在であり、世界の産出量の半分以上が日本向けに輸出されていたと推測されているほどの人気を誇ります。

ブラック・オパールは、1902年にオーストラリアで発見された比較的新しい種類のオパールですが、その美しさが高く評価され、「オパールの王様」と称されるに至ります。

ボルダー・オパール

 


「ボルダー」は、英語で「大きな丸い石」を指す言葉で、この種類のオパールは丸い母岩から採掘されることに由来した名前となっています。

母岩を研磨して採掘する都合上、オパールの形状は原石次第で決まり、一つ一つの形状が異なる点が特徴的です。

また、この研磨の品質によって遊色効果に影響が出ることから、加工業者の技量も求められるタイプの宝石になっています。

含有している水分量が少ないという特徴もあり、水分を多く含有している種類と比較して乾燥によるひび割れが発生しにくいオパールです。

ライト・オパール

ライト・オパールは、ホワイトオパールとも呼ばれている乳白色をしたオパールです。

ローマ時代から産出されていたオパールはこのタイプであり、中でも模様パターンに「赤色」が強く出ている物はプレミア価値が付きます。

赤色の他にも、「オレンジ」「グリーン」の色味が強いものは市場から好まれています。
(※ただし、希少な色見が出ていても石全体が濁っているものは低品質と判断される)

メキシコ(産)・オパール

世界のオパールは90%オーストラリアから採掘されていますが、メキシコからも「7色の輝き※」と称されるオパールが採れます。
(※「7色の輝き」とは、オパールを眺める角度によって、7色に変化して見えることに由来)

メキシコ産オパールの特徴は「透明度の高さ」にあり、透き通るような美しい宝石の中に、「炎」や「水」を宿したような「ファイヤー・オパール」「ウォーター・オパール」と呼ばれる種類が有名です。

「7色の輝き」として評価されるメキシコ産オパールは全体の約1割程度であり、ジェムクオリティの品質が出るのは採掘量の関係もあって非常に稀で、希少価値が高いものになります。

エチオピア(産)・オパール

2000年あたりから、エチオピアから大量にオパールの原石が見つかっています。

量が多いため、価格も安く、ビーズにカットされることも増え、ハンドメイド用のビーズも増えました。

ルースでも十分美しいものが多く、特に、サイズの大きな50カラット、100カラット以上の物も多く見つかっています。

ハイドロフェン現象という、水を吸う性質があるのがエチオピア産オパール の特徴です。

まとめ:愛と希望を招く宝石「オパール」

イタリアの壁画

今回は、オパールについて解説させて頂きました。

オパールはローマ時代から重用されてきた宝石であり、その美しさは「神の石」「女王の宝石」と称されるほどです。

純真無垢・希望や幸運と、清廉潔白な気高さを感じさせる石言葉は、男女どちらのプレゼントにも喜ばれるでしょう。

角度によって違う表情を魅せるオパールは、人間の多面的な魅力を引き出してくれるとも言われており、お守り・パワーストーンとしても人気の宝石なのです。

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