
「ローズクォーツってどんな石?」
「ローズクォーツの石言葉とは?」
「ローズクォーツにまつわるエピソードが知りたい!」
そんな方に読んでいただきたいのがこの記事です。
今回はローズクォーツの特徴や産地、石言葉、ローズクォーツにまつわるエピソードなどについて紹介します。
- ローズクォーツの特徴や産地がわかる
- ローズクォーツの石言葉がわかる
- ローズクォーツのエピソードが知れる
目次
ローズクォーツとは
ローズクォーツとはどのような宝石なのでしょうか。ローズクォーツは基本的に水晶(クォーツ)と同じであるため水晶の基本情報と特徴を中心にまとめます。
ローズクォーツの基本情報
宝石名 | ローズクォーツ |
和名 | 紅水晶(べにすいしょう)
ばら(バラ)石英 |
英名 | rose quartz |
比重 | 2.65 |
硬度 | 7 |
主な産地 | ブラジル(ミナスジェライス州)
マダガスカル |
誕生石 | 10月 |
水 | 水洗いはできるが、つけおき洗いは不可
※クラックが多いので超音波洗浄も不可 |
太陽 | 退色の恐れがあるので、直射日光に長時間さらすのはNG |
ローズクォーツは淡いピンク色が特徴的な宝石です。
ローズクォーツの名前のバラの花に由来します。かわいらしいピンク色であることから愛と美の女神であるアフロディーテと結び付けて語られることが多い石です。
水晶の力を強く信じていた古代にはお守りや老化を防ぐおまじないとして所有されていました。濃い色のローズクォーツは珍しく他のものと区別して「ディープローズクォーツ」と呼ばれます。
ローズクォーツを含む色がついた水晶は「色付き水晶」とよばれます。
2月の誕生石として知られる紫水晶(アメシスト)が代表的な色付き水晶ですが、黄水晶(シトリン)・煙水晶(スモーキー)・黒水晶(モリオン)などもローズクォーツの仲間です。
世界各地で産出されるため、比較的リーズナブルな価格で手に入ります。
そのため、あまり偽物などは流通していません。
ただし、色が薄いローズクォーツに放射線を当てて色を濃くするなどの処理がなされることがあります。
ローズクォーツの特徴
ローズクォーツを含む水晶とは、二酸化ケイ素が結晶してできた鉱物で六角柱状に自然結晶することが多いです。水晶のうち透明度が高いものは宝石として珍重されてきました。
水晶は透明なものだけではなく様々な色のものがありますが、中でも人気が高いのがローズクォーツです。
薄紅色とも表記される淡いピンクの色彩は不純物として混入している微量の鉄・マンガン・チタンなどの鉱物に由来すると考えられます。
ローズクォーツの中には細糸状の鉱物を含むルチルが入っていることがあり、そうしたローズクォーツのなかには宝石表面に星形の光が現れる”スター効果”を示すものがあります。
こうしたものはさらに希少性がアップします。
ローズクォーツの手入れ・保管
ローズクォーツのモース硬度は7です。これは、鉄やガラスよりも硬いので擦り傷がつく心配はあまりありません。
ローズクォーツよりも硬度が高いダイヤモンドやサファイアなどの宝石と一緒の袋に入れない限り、大きな問題にならないでしょう。
日常的な手入れをする場合、やわらかい布で汚れをふき取ったり、やわらかい毛のブラシで汚れを取るとよいでしょう。
水洗いについては基本的に問題ありませんが、つけおき洗いをしてしまうと水晶で多く見られるクラックに水が入り、破損の原因となります。
また、同様の理由で超音波洗浄で洗浄するのは避けるべきでしょう。
ローズクォーツには退色しやすいという弱点があるので、直射日光が当たる場所に長時間置くことは避け、日陰で保管するようにしてください。
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ローズクォーツの産地
ローズクォーツは世界各地で採石できますが、最も産出量が多いのはブラジルです。
なかでもブラジル南東部に位置するミナスジェライス州はローズクォーツの一大産地として有名です。
ちなみに州名のミナスジェライスはポルトガル語で「あらゆる鉱山」意味し、鉱産資源が豊かな場所として知られています。
ローズクォーツのほかに金、銀、銅、ダイヤモンド、トパーズなどが採掘されています。
品質面で高く評価されているのがマダガスカル産のローズクォーツです。
品質が高いとされる理由は色の濃さで、他の地域に比べると濃いピンクのローズクォーツが多く採掘されています。
ローズクォーツの石言葉
ローズクォーツの石言葉は「愛情」「美と健康」「優しさ」。
ピンク色の色彩にふさわしく、愛情や優しさなどを強調した石言葉となっています。
ローズクォーツと結び付けられることが多い女神アフロディーテはローマ神話のビーナスにあたる女神で、愛と美を象徴する存在です。
春の女神でもあるので、ピンク色は彼女にとってふさわしい色かもしれません。
愛や美しさ、優しさといった要素から恋愛運を高めるとされることが多く、今でもとても人気のある宝石の一つです。
ローズクォーツの偽物

ローズクォーツに偽物があることをご存知でしょうか?
それは、「人工クォーツ」「人工石」「ハイドロクォーツ」「ピンククォーツ」などという名前で存在します。
名前通り、「人工的に水晶を作成し、ローズクォーツと同じマンガンなどの成分でピンク色にしたもの」です。
見た目で判断するのは困難で、鑑別機関に出して検査してもらう必要があります。
ですが、ローズクォーツを人工的に作るコストがかかり、天然で採掘されるもので事足りていることが多いのが現状です。

とても高価なローズクォーツを購入する場合は、鑑別がある方が安心ですが、とても多く偽物が出回っていないのて他の宝石より安心です。
ローズクォーツに関するエピソード
淡いピンクの色彩からパワーストーンとしても人気があるローズクォーツですが、どのようなエピソードがあるのでしょうか。
ローズクォーツに関するエピソードを3つ紹介します。
ギネス記録に登録されたローズクォーツは日本にある!
1つ目のエピソードはギネス記録に登録されたローズクォーツが日本にあるというお話です。
そのローズクォーツがあるのは東京都町田市にある西山美術館です。
西山美術館は2006年に開館した私設の美術館で、ユトリロの絵画やロダンの彫刻などを展示しています。
それ以外にも、数多くの銘石を収蔵・展示していることでも知られています。
2013年6月21日、美術館で展示されている直径96.6cmのローズクォーツの球がギネス世界記録として登録されました。
館内にはローズクォーツ以外にも数々の貴重な石が展示されているので、石に興味がある方にぜひ見ていただきたい美術館です。
異名は「ラブ・ストーン」
2つ目のエピソードは「ラブ・ストーン」の別名を持つことです。
淡いピンクの色彩のローズクォーツは愛情を連想させる石です。
古代ギリシャでは愛と美の女神であるアフロディーテに捧げられ、女性の内面の美しさを輝かせるとされ、愛にまつわる石「ラブ・ストーン」の異名を持つ石でもあります。
そのため、恋の悩みを持つ女性から大変人気がある石です。
ローズクォーツに似たモルガナイトとは
3つ目のエピソードはローズクォーツに似た石であるモルガナイトについてです。
モルガナイトとは1910年に発見された比較的新しい宝石で、宝石コレクターとして有名なジョン・モルガン(モルガン財閥の始祖)の名から命名されました。
淡いピンク色の宝石で別名が「ピンク・ベリル」。エメラルドやアクアマリンと同じ仲間の宝石です。
モルガナイトの石言葉は「優美さ」「優しさ」「女性らしさ」「慈悲」「愛」などで、ローズクォーツとよく似ています。
まとめ
今回はローズクォーツについてまとめました。ローズクォーツは水晶の一種ですが、淡いピンク色の色彩がかわいらしくとても人気のある宝石です。
硬度が高く劈開性がないことから比較的扱いやすいのも魅力的です。
ブラジル産やマダガスカル産のローズクォーツが市場に流通していますが、品質はマダガスカル産の上とされます。
ローズクォーツの石言葉は「愛情」「美と健康」「優しさ」で、愛と美の女神であるアフロディーテや恋愛成就と結び付けられやすい宝石です。
優しく温かい色合いのローズクォーツは、これからも安定的に人気が出る宝石ではないでしょうか。
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